同じ気持ちの飼い主さんへ
老犬・老猫との暮らしの中で感じる不安や孤独は、決してあなただけのものではありません。ここでは、よくいただくご質問・お気持ちの例と、獣医師からの回答の例をご紹介しています。
シニアの犬や猫と暮らしていると、「これでいいのか分からない」「誰にも相談できない」と感じる瞬間が誰にでもあります。 介護の悩み、治療方針をどこまで続けるかという迷い、そしていずれ訪れるお別れへの不安。 こうした気持ちは、口に出しにくいからこそ、一人で抱え込んでしまいがちです。
このページでは、よくいただくご相談・お気持ちの例に、獣医師からの一般的な視点でのお返事を添えてご紹介しています。 今後、実際にお寄せいただいたご質問は、投稿者の方の了承をいただいたうえで、個人や動物が特定されない形に編集し、順次ご紹介していく予定です。 「同じように悩んでいる人がいる」と感じていただけたら、それだけでも少し気持ちが軽くなるのではないかと考えています。
お寄せいただいたご質問を掲載する際は、ご本人の同意をいただいたうえで、個人や動物が特定されないよう表現を編集します。獣医師からの回答は一般的な情報提供・気持ちの整理を目的としたものであり、個別の診断・治療方針の決定ではありません。
あなたの気持ちも聞かせてください
今感じている不安や疑問、うまく言葉にできない気持ちがあれば、ぜひお寄せください。 いただいた内容すべてを掲載するわけではなく、公開してよいと確認できたものだけを、 許可をいただいたうえでこのページにご紹介します。
※個別の症状について詳しく相談したい場合は、こちらの投稿フォームではなく個別相談をご利用ください。
よくいただくご相談と獣医師からのお返事(例)
※以下は、よくいただくご相談をもとにした紹介用の例です(実在の投稿ではありません)。
17歳の柴犬なのですが、最近夜中に意味もなく歩き回ったり鳴いたりすることが増えました。認知症のようなものでしょうか。どう対応してあげればいいのか分かりません。
高齢の犬でこうした夜間の徘徊や鳴き声は、いわゆる「認知機能の低下」でよく見られる症状のひとつです。ただ、似た様子が痛みや不安、視力・聴力の低下から起こることもあるため、まずはかかりつけの動物病院で全身状態を確認してもらうと安心です。生活面では、日中に日光を浴びる時間を作る、就寝前に落ち着ける環境を整えるといった工夫で和らぐこともあります。夜間の対応はご家族の負担が大きくなりがちですので、無理のない範囲で工夫を重ねていただければと思います。
16歳の猫が慢性腎臓病と診断されました。これからどんどん弱っていくのかと思うと、今のうちから覚悟しておいた方がいいのか、それとも普通に過ごした方がいいのか分かりません。
慢性腎臓病は高齢の猫によく見られる病気で、進行のスピードには個体差があります。「覚悟をする」ことと「今を大切に過ごす」ことは、実は両立できるものだと思います。食事療法や投薬、通院でのフォローによって、穏やかに過ごせる時間を延ばせることも少なくありません。今の状態や今後の見通しについては、かかりつけの先生と定期的にすり合わせながら、そのときどきで「今、この子にとって何が一番いいか」を考えていただければと思います。
先月、17歳の愛猫を見送りました。1年以上前から覚悟していたはずなのに、いざその日が来ると涙が止まりません。私は変なのでしょうか。
まったく変ではありません。頭で覚悟をしていても、実際にその日を迎えると、心が追いつかないのはとても自然なことです。長く一緒に過ごした時間が深いほど、悲しみも深くなります。涙が出ることも、しばらく気持ちの整理がつかないことも、その子を大切に思ってきた証だと思います。ご自身のペースで、少しずつ気持ちと向き合っていただければと思います。
もっと詳しく相談したい方へ
ここでのご紹介は一般的な内容にとどめていますが、「うちの子の場合はどうなんだろう」ともう少し詳しく気持ちを整理したい場合は、テキストでの個別相談もご利用いただけます。
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